花粉症の基礎知識

花粉症の症状監修:日本医科大学 耳鼻咽喉科 教授 大久保 公裕先生

鼻づまりとは?

正常な鼻のはたらき

鼻には「においをかぐ」というはたらきの他に、のどや肺などの呼吸器を守るはたらきがあります。吸い込んだ空気に含まれる異物を取り除き、温度や湿度を適度に調節しています。

鼻がつまると口呼吸に!

鼻づまりがひどくなると、口呼吸となって本来の鼻の機能が損なわれてしまいます。そのため、のどの乾燥、においや味がわからなくなる、咳が出る、よく眠れないなどの悪影響を及ぼします。

鼻づまりの正体

鼻づまりは鼻みずが詰まっているわけではありません。鼻の粘膜が腫れて、空気の通り道が狭くなった状態です。そのため、鼻づまりの治療では鼻の粘膜の腫れを取ることが重要です。

鼻づまりがおこるまで
 ~鼻誘発検査による鼻粘膜の変化~

鼻の中に抗原ディスク※を貼り、アレルギー反応を起こす様子を経時的に撮影しています。
アレルギー反応をおこすと鼻の粘膜が炎症をおこして腫れてきます。
これが鼻づまりです。

※抗原ディスク:抗原を染み込ませた紙片

アレルギー性鼻炎患者の鼻腔
提供:日本医科大学 耳鼻咽喉科 准教授 後藤 穣 先生

鼻づまりについて、早めに先生に相談しましょう。

鼻づまりを放置すると、鼻の粘膜炎症の状態が悪くなり治りにくくなります。アレルギー性鼻炎のお薬には、「鼻づまりの治療」に適したお薬や、「くしゃみ・鼻みずの治療」に適したお薬などがあります。鼻づまりの症状が思いあたる方は、先生に「鼻づまり」について相談してみましょう。