トップ > 花粉症の基礎知識 > 花粉症とは?

花粉症の基礎知識

意外と知らない花粉症の知識! 花粉症の症状には主にくしゃみ・鼻みず・鼻づまりがあります。その中でも見逃されがちなのが鼻づまりです。花粉症患者さんの約9割の方に鼻づまりの症状があるといわれています。花粉症をよく理解し、早めに対策をしてシーズンを快適に乗り切りましょう。

花粉症は、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。特にスギ花粉症は冬の終わりから春にかけて、毎年、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。

I花粉症の原因となる主な植物の花粉飛散時期の一覧です。
お住まいの地域の花粉症原因植物とその花粉が飛散する時期を把握して早めに対策をしましょう。

[調査方法] ダーラム型(重力法)による。5年間で3個/cm2/10日以上の花粉観測があった期間を飛散期間とした
[観測地点] 市立札幌病院/東北大学
厚生省花粉症研究班 日本列島空中花粉調査データ集(2000年) より作成

花粉症の患者さんは年々増加しており、1998年と2008年で比較すると、有病率は19.6%から29.8%へと1.5倍に増加しています。

花粉症患者さんが増えた理由に、スギ花粉の増加があります。
スギは植林後40年ほどで成木になり、花粉を飛散しはじめます。現在、植林されたスギの大半が樹齢40年~60年となり、活発に花粉が飛散する時期を迎えています。

林野庁ホームページより 資料:林野庁業務資料(平成24年3月31日)
通常、スギ花粉が盛んに生産されるのは、30年生以上と言われています。